2024/10/29
図書館だより2024年10月29日
日本野鳥の会編集・発行 B5判 166頁 2024年
とりのなん子作 講談社出版 A5判 131頁 2009年
原著論文5編
◎千葉県谷津干潟におけるシギ・チドリ類の個体数変動
◎エゾムシクイのさえずりの分類と録音再生実験で誘発されるソングタイプの変化
◎北海道におけるオオジュリンの繁殖期の分布
◎非営業期間の浜寺公園プールを利用する水鳥
◎北海道渡島半島西部の鳥類
2.草原環境における繁殖期の鳥類相
短報8編
◎福岡県と長崎県における音声記録に基づいたアムールムシクイPhylloscopus tenellipes観察記録の集約
◎東京都内区部の住宅街緑地におけるウグイスの繁殖事例
◎伯耆大山山麓におけるジョウビタキPhoenicurus auroreusの3回繁殖の記録
◎ノビタキのさえずり回数とさえずり個体数の日周変化~長野県の農耕地における一事例~
◎佐渡におけるヤイロチョウPitta nymphaの繁殖の可能性について
◎定着初期と思われる乗鞍岳高山帯のヒバリAlauda arvensisについて
◎甲州市菅田天神社のフクロウのペリット内容―市街地での1例
◎茨城県・湖沼川におけるツバメのねぐらに混じるコシアカツバメCecropis dauricaの観察記録
藤井 幹著 文一総合出版発行 B5判 223頁 2020年
上田恵介先生からの寄贈。帯にある上田先生のお言葉を借ります。
「日本で見られる鳥の羽根をその科の代表種を選び、風切羽や尾羽だけでなく、小さな体羽の1枚1枚まで精密に撮影。圧巻はおそらく誰も目にしたことのない、さまざまな鳥の体羽の羽枝と小羽枝の顕微鏡写真!単なる識別マニュアルではなく、『鳥の羽根学』ともいうべき分野を切り開く好著」です。
この本で会員の仲山さん所有の羽根がイカルの第3初列風切羽であることが判明しました!
2024/08/19
図書館だより2024年8月19日
上田恵介著 東京化学同人発行 B6判 223頁 2023年
上田恵介先生からの寄贈です。
“鳥はなぜ集まる?”と聞かれて何と答えますか?“「烏合の衆」という言葉があるくらい、私たちの生活のなかで、鳥の群れは身近な存在です。”で始まる本書は、“群れ”という目線から鳥の様々な行動や特性を観察・解説していきます。「そりゃあ、エサのためでしょ?身を守るためでしょ?」と答えるあなた、確かにその側面もありますが、それだけでは一冊の本にはなりません。
本書はさらに、群れは利己性の産物?群れの中の不平等やだましあいといった観点から群れの本質に迫っていきます。素晴らしいのは、一つ一つの情報が、全てそれを支えるデータや研究成果で裏付けられていること。分かりやすくも正確・厳格。上田先生の近著ですので、是非手に取ってみてください。最後にもう一つ質問。“小鳥はノビタキの周りに集まる”のはなぜでしょう?
環境省自然環境局生物多様性センター発行 A4判 82頁 2023年
上田恵介先生からの寄贈です。
全国60か所の鳥類標識ステーションを中心にして、約450名のバンダーの協力を得ながら、2021年に行われた鳥類標識調査の実施状況および結果の概要。
NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部編集 A4判 63頁 2024年
設立30年を迎えた鳥取県支部の記念誌です。
活動の歴史では自然保護活動や調査活動、委託調査などが記載されています。自然保護活動にはブッポウソウ、コアジサシの保護活動記録や野鳥撮影のマナー問題など興味深い項目が多々あります。
2024/06/21
図書館だより2024年6月21日
とりのなん子作 講談社出版 A5判 各130頁 2023年
とりのなん子作 講談社出版 A5判 131頁 2009年
会員リクエストにより購入。3巻まで当図書館にあり、続編の購入希望がありました。「とりぱん」は作者の実家や仕事場の庭にエサ台を作り、そこに飛来する野鳥を観察する作者の日常を4コマ漫画で描いた漫画作品です。最新巻2冊しか購入できなかったのですが、どの巻から読んでも楽しめます。因みにタイトルは、エサ台に置くのが主にパンであることからついたそうです。
事務所「900文学」の本棚に既刊と共に置いています。
環境省自然環境局生物多様性センター発行 A4判 162頁 2023年 上田恵介先生からの寄贈
2022年度の重要生態系監視地域モニタリング推進事業小島嶼(海鳥)調査として、30か所の調査サイトのうち7サイトにおいて海鳥の生息状況、生息を妨げる恐れのある環境要因等について調査した報告書。
「Bird Research Vol.19 December 2023」
小植田睦之編集・発行 特定非営利活動法人バードリサーチ寄贈 B5判 125頁 2023年
原著論文 近接して営巣する海鳥の干渉によるケイマフリの繁殖阻害;ジョウビタキとシジュウカラの営巣場所における巣からの視界の違い;第2回(1997‐2002)と第3回(2016‐2020)の間に見られるスズメの減少;深層学習を用いた鳴き声による鳥類の種判別システムの開発と今後の展望;沖縄島の亜熱帯照葉樹林におけるヤマガラの繁殖生態
短報 秋田県能代市におけるコウライクイナの本州初記録;湿地性猛禽類チュウヒの古巣から採集された昆虫類;伊豆諸島八丈小島におけるカラスバトの営巣状況;広島県におけるハヤブサの営巣数の変化と営巣環境;春秋の渡り期におけるムナグロの水田から芝草地への夕刻の移動
その他テクニカルリポート、調査データ2件掲載。