広島県支部お知らせ

お知らせ

日本野鳥の会広島県支部からのお知らせを掲載しています。
※過去の広島県支部からの知らせはこちら→ http://enagainfo.seesaa.net/

2024/06/21

図書館だより2024年6月21日

【購入本】

「とりぱん 31・32」

とりのなん子作 講談社出版 A5判 各130頁 2023年

「とりぱん 7」(西本悟郎さんから寄贈)

とりのなん子作 講談社出版 A5判 131頁 2009年

   会員リクエストにより購入。3巻まで当図書館にあり、続編の購入希望がありました。「とりぱん」は作者の実家や仕事場の庭にエサ台を作り、そこに飛来する野鳥を観察する作者の日常を4コマ漫画で描いた漫画作品です。最新巻2冊しか購入できなかったのですが、どの巻から読んでも楽しめます。因みにタイトルは、エサ台に置くのが主にパンであることからついたそうです。
    事務所「900文学」の本棚に既刊と共に置いています。
   


【寄贈本】

「2022年度モニタリングサイト1000小島嶼(海鳥)調査報告書」

環境省自然環境局生物多様性センター発行 A4判 162頁 2023年 上田恵介先生からの寄贈

   2022年度の重要生態系監視地域モニタリング推進事業小島嶼(海鳥)調査として、30か所の調査サイトのうち7サイトにおいて海鳥の生息状況、生息を妨げる恐れのある環境要因等について調査した報告書。
   



「Bird Research Vol.19 December 2023」

小植田睦之編集・発行 特定非営利活動法人バードリサーチ寄贈 B5判 125頁 2023年

    原著論文 近接して営巣する海鳥の干渉によるケイマフリの繁殖阻害;ジョウビタキとシジュウカラの営巣場所における巣からの視界の違い;第2回(1997‐2002)と第3回(2016‐2020)の間に見られるスズメの減少;深層学習を用いた鳴き声による鳥類の種判別システムの開発と今後の展望;沖縄島の亜熱帯照葉樹林におけるヤマガラの繁殖生態
   短報 秋田県能代市におけるコウライクイナの本州初記録;湿地性猛禽類チュウヒの古巣から採集された昆虫類;伊豆諸島八丈小島におけるカラスバトの営巣状況;広島県におけるハヤブサの営巣数の変化と営巣環境;春秋の渡り期におけるムナグロの水田から芝草地への夕刻の移動
    その他テクニカルリポート、調査データ2件掲載。



2024年7月~8月の探鳥会開催について

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2024/04/26

2024年5月~6月の探鳥会開催について

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図書館だより2024年4月26日

図書館だより2024年4月26日
【寄贈本】

「重信川河口鳥類調査報告書 1996.6‐2021.5」

日本野鳥の会愛媛重信川河口鳥類調査研究グループ編 日本野鳥の会愛媛発行・寄贈 A4判 222頁 2023年

   日本野鳥の会愛媛の会員有志による調査研究グループが1996年6月から2021年5月までの25年間にわたり、重信川河口を毎月1回以上の頻度で計372回実施した調査の結果をとりまとめたものです。
   重信川河口は環境省によって「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」に選定されています。
   



「にっぽんのメジロ」

小宮輝之監修 ポンプラボ編集(株)カンゼン出版 A5判 111頁 2023年

   石井鶴三さんからの寄贈。メジロに絞って、四季折々を代表する花の蜜を吸っている写真が沢山。混群で水浴びするシーンや飛び交っている可愛い様子も載っています。
   和名の由来である目の周りの環状の白色部のアイリングは、緻密に生えた白い羽毛だそうです。
   小宮輝之氏は、40年間にわたり様々な動物の飼育にかかわり、2004年から2011年まで上野動物園園長、日本動物園水族館協会会長などを歴任した、動物写真家です。



【寄贈雑誌】

「男の隠れ家 2023年12月号」

   田恵介先生から野鳥観察を特集した雑誌の寄贈を受けました。
   「バードウォッチングのキホンとあそび方」と銘打ち、上田先生のインタビュー記事や野鳥地案内、観察の仕方、道具の選び方、また真木広造、嶋田忠など著名なカメラマンの野鳥写真も満載のまるごと野鳥特集号です。雑誌棚にありますのでご覧ください。
   



2024/02/21

2024年3月~4月の探鳥会開催について

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図書館だより2024年2月21日

【購入本】

「ミツバチスタジオからみえてきたもの ハチクマ」

鶴・いしい著 いしいT・Iアート発行 A4判 59頁 2023年

   支部会員である石井鶴三さんの代名詞とも言えるハチクマの最新写真集です。
   一昨年「彼岸鷹 東シナ海の風にのって」を寄贈頂きましたが、その後も精力的にフィールドであるミツバチスタジオでの観察、撮影を続けてらっしゃいます。
   写真の中には会員の渡辺健三さんによるものもあります。迫力ある生態形態写真集をご覧ください。
   



【寄贈本】

「鳥の親子&子育て図鑑」

小宮輝之監修 ポンプラボ編集 (株)カンゼン出版 A5判 157頁 2023年

   石井鶴三さんからの寄贈。昨年紹介した「鳥の食べもの&とり方・食べ方図鑑」の続編にあたる1冊です。
   今回は鳥の親子と子育てについてです。前回同様美しい写真とともに、鳥の子育てが、基礎知識から繁殖期の様子、山林・森林、平地・草原、川・湖沼といった活動エリア別に解説されています。
   著者は「環境などにたくみに適応、変化してきた鳥の繁殖にまつわる生態は、じつに多種多様で興味深いものです。しかし、それだけにまだまだなぞも多く、いまこの瞬間もさまざまな研究が続けられています。」と語っています。
   小学校中学年以上を対象にした本ですが、知っているつもりだったことを改めて知るのに最適な1冊になりそうです。巻頭に「このコどこの子?」と銘打ったクイズで24羽のヒナの写真が並びます。とても勉強になります!皆さんも挑戦してみてください。



2023/12/22

図書館だより2023年12月22日

【購入本】

「動物たちは何をしゃべっているのか?」

山極寿一・鈴木俊貴著 集英社発行 B6判 221頁 2023年

   著者の鈴木俊貴さんはシジュウカラの文法を解明した研究者としてテレビにも登場し、我々バードウォッチャーの間でも有名。山極寿一さんは言わずと知れたゴリラ研究の世界的権威。この2人による「鳥とゴリラの異種対談」です。
   本書は「おしゃべりな動物たち」「動物たちの心」「言葉から見える、ヒトという動物」「暴走する言葉、置いてきぼりの身体」の4章に分かれて動物たちの言葉をテーマに対談が続きます。シジュウカラは仲間同士でコミュニケーションを取り、その言葉には複数の語を組み合わせる文法があることなど驚くような発見をテレビで目にしましたが、その調査過程が詳しく対談で語られています。
   読み進むうちに動物にあってヒトにない認知能力があること、また当然ながら人間の言葉にしかない能力もあることが分かります。鈴木さん曰く「鳥やゴリラの立場から言語をキーワードに人間社会を俯瞰するユニークな本」です。
   



【寄贈本】

「広島県竹原市ハチの干潟周辺における鳥類の出現記録」

西田雄介・大塚 攻・西本悟郎・上野吉雄・渡辺健三著 広島大学総合博物館発行 A4判 9頁 2022年

   会員西本悟郎さんからの寄贈。
   賀茂川河口に広がる最大干出面積約22haのハチの干潟は生物多様性が高く、環境省は「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」に選定しています。しかし干潟周辺に生息する鳥類調査報告は少ないそうです。
   竹原市の鳥類相の解明を目的に干潟周辺で定期的に調査を行い、環境省レッドリスト2020と広島県レッドデータブック2021に指定されている16種を含む14目33科95種5亜種の鳥類が確認されました。
   著者の大塚攻先生は、来年の支部総会で「広島県のハチの干潟、カブトガニと鳥類の関係」について講演されます。