お知らせ

日本野鳥の会広島県支部からのお知らせを掲載しています。
※過去の広島県支部からの知らせはこちら→ http://enagainfo.seesaa.net/

ラベル 図書館だより の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 図書館だより の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026/06/23

図書館だより2026年6月23日

【購入本】

「くらべてわかる野鳥」

叶内拓哉著 山と渓谷社発行 2025年 B5版 136頁

   日本で見られるおもな野鳥約300種類を、姿形のよく似た種ごとに紹介しています。
   図鑑の見開きに、似ている10種類前後の鳥を並べてどこが違うのか引き出し線で説明しています。鳥の大きさについては、小鳥類であれば基本となる鳥として約13㎝のスズメの写真が掲載され、調べたい鳥との大きさの違いが実感できます。
   また環境別の鳥の一覧も「市街地・公園」、「草地・河原・畑地」、「川・湖沼」、「干潟・砂浜」等に細かく分類したものです。B5版と持ち歩くには大きめですが、「あれ、バンとヒクイナの大きさの関係はどうだったっけ?」などという時に大変役に立つ、一味違った図鑑と言えると思います。写真はもちろん叶内拓哉氏です。
   




【寄贈本】

「比婆科学281」

比婆科学教育振興会編集・発行・寄贈 2025年 B5版 79頁

   野鳥関係分 短報: 広島市安佐北区におけるサシバの繁殖例 藤野徹・重光草太郎著; 庄原市上野池でオオバン等の水鳥の観察 松尾裕美著
   
   
   


「三池島鳥類調査報告書II」

日本野鳥の会筑後支部・日本野鳥の会熊本県支部著・発行・寄贈 2025年A4版 108頁

    福岡県大牟田市の有明海上にある無人の人工島である三池島において1994年にベニアジサシの繁殖が発見され、本種の繁殖地の日本国内での北限が更新されました。そこでベニアジサシの繁殖状況を明らかにするため1994年から日本野鳥の会熊本県支部が調査を開始しました。その後日本野鳥の会筑後支部との合同調査が2025年まで141回にわたって実施されました。
   1998年までの5年間計29回の調査結果については1999年に報告書が作成されています。本書は1999年から2025年までの27年間に実施された112回の調査結果の報告です。
   
   


2026/04/19

図書館だより2026年4月19日

【購入本】

「鳥たちが彩る日本史」

大橋弘一著 山と渓谷社発行 2025年 四六版 245頁

   本書は「野鳥の魅力をいつもとは違う歴史の視点から知ってもらうための本」です。
   ここには武将・文人と交わる8種の鳥が登場します。清少納言とホトトギス。菅原道真とウソ。源頼政とトラツグミ。源氏とハト。蓮如とウグイス。伊達政宗とセキレイ。松尾芭蕉とキジ。滝沢馬琴と謎の鳥。
   名だたる歴史上の人物と現在も身近に普通にいる鳥たちとの逸話を目にすると、長い日本の歴史の中の浮沈や変遷とは無縁に生き続けてきた鳥たちが何だか偉大な存在のように感じられます。
   




【寄贈本】

「米子水鳥公園の生態系と野鳥図鑑」

(公財)中海水鳥国際交流基金財団監修・発行・寄贈 2025年 A5版 255頁

   国内有数の水鳥の飛来地である米子水鳥公園は、多種多様な野鳥に出会うことのできる野鳥観察地です。その水鳥公園で開館以来記録されたすべての鳥類を紹介することと、水鳥公園の取り組みを広く伝えることを目的に制作されたのがこの野鳥図鑑です。
   本図鑑は10年前に発行された初版の増補改訂版にあたり、40種を追加して257種もの野鳥が掲載されています。美しい野鳥の写真と共に詳しい解説が加えられ、49エピソードにわたるコラムも興味深いものばかりです。探鳥会にも役立ちそうです。
   
   


2026/02/25

図書館だより2026年2月25日

【購入本】

「野鳥の食事事典」

植村慎吾・守屋年史(NPO法人バードリサーチ)著 山と溪谷社発行 A5判 127頁 2025年

   本書は日本で見られる身近な野鳥43種が実際「食べているもの」をイラストと共に紹介する図鑑です。
   この「食べているもの」の情報の元となるのはNPO法人バードリサーチが運営する「食性データベース」です。これは鳥がいつどこで何を食べているかの情報を研究者だけでなく鳥好きのみんなから集め、ひとつひとつデータベースに蓄積していく試みです。本書にQRコードがあるのでどなたでもすぐに参加できます。
   提供された情報の中には、カワウがドブネズミを食べたという珍しい情報も。これまでカワウが哺乳類を食べたという記録はほぼなかったそうです。またアオサギは動くものなら何でも食べるのではというくらい色々なものを食べるようですが、オオサンショウウオを食べていたという記録も寄せられました。
    読み物としても面白いので、是非読んでデータベースに参加してみませんか。
   




【寄贈本】

「令和6年度 米子水鳥公園事業報告書」

(公財)中海水鳥国際交流基金財団編集・発行・寄贈 2025年A4判 113頁(巻末に資料添付)

   ムサール条約登録湿地となりました。現在毎年100種類以上、最大約10,000羽の野鳥が確認される西日本屈指の野鳥の生息地です。
   本報告書では鳥類全種全量調査をはじめコハクチョウの飛来状況などのデータが細かく掲載されています。この年はトモエガモの飛来数が開園以来最大数を記録しました。
   
   


2025/12/23

図書館だより2025年12月23日

【購入本】

「鳥のなかま&分類・系統図鑑」

小宮輝之監修(株)カンゼン発行 A5判 160頁 2025年

   もしろふしぎ鳥類学の世界」シリーズの最新刊です。
   鳥類の分類というと、ハヤブサのなかまが「ワシ・タカ目」から独立して「ハヤブサ目」に分類され、大きな話題になりました。ハヤブサは、むしろオウム・インコに近いことが最近の研究でわかったためです。
   この本では、恐竜から現代の鳥類に至るまでの進化の歴史や、全世界の鳥類の分類について、最新の情報がわかりやすく説明されています。
   また、豊富なカラー写真を見ているだけでも楽しい本です。文字が大きめで、漢字にふりがながつけてあるのもうれしい。(アビ目の項目で『かつて瀬戸内海でおこなわれたアビ漁は、オオハムが潜水して…』とあるのはご愛敬?)
   


「にっぽんのカモ」

小宮輝之監修(株)カンゼン発行 A5判 141頁 2025年

   同一出版社のシリーズ物が続きますが、「知っているようで知らない鳥たち」を勉強するのにうってつけで、時期的にも適った1冊です。
   カモ科には現在53属174種が属すると言われており、本書にはこれまでに日本で観察記録のあった19属49種が紹介されています。渡りなどの生態から食性、形態、色彩などが鮮明な写真と共に解説されています。
   中でも嘴のドアップ写真や探鳥会でも話題になるマルガモなどの交雑種の写真も大変興味深いです。図鑑としてだけでなく読み物としても楽しめます。




【寄贈本】

「ALULA No.71 2025秋号」

ALULA編集室編集・発行 B5判 42頁 2025年

   日比野政彦氏寄贈。
    260号で紹介した標識調査研究報告書ALULAの秋号です。7報が掲載され、日比野さんは「広島市内ヨシ原の標識調査」を執筆されています。
   
   


2025/10/22

図書館だより2025年10月21日

【購入本】

「Strix 野外鳥類学論文集41号2025年」

日本野鳥の会編集・発行 B5判 167頁 2025年

   日本野鳥の会編集・発行 B5判 167頁 2025年
   短報9編 ◎島根県内におけるチゴモズLanius tigrinusの繁殖初記録 ◎長崎県長崎市におけるカワリシロハラミズナギドリPterodroma neglectaの九州及び日本海側地域初記録とその解剖学的所見の集約 ◎北海道初山別村における漁港の消波ブロックを利用したアオサギの営巣記録(2021-2024年)◎セグロシロハラミズナギドリPseudobulweria rostrataの日本2例目、3例目の観察記録 ◎大阪府箕面市におけるリュウキュウサンショウクイの繁殖確認 ◎県北西部の島嶼におけるウチヤマセンニュウの山口県初記録となる新規繁殖地確認 ◎高山帯におけるカワラヒワの繁殖期の観察記録 ◎コムクドリAgropsar philippensisが異なるルースコロニーに複縄ばりを形成して社会的一夫二妻を成立させた可能性 ◎夏季の北海道南部海域における繁殖羽を有するエトピリカの観察記録


【寄贈本】

「2023年秋季から2024年秋季に広島湾において観察されたカンムリウミスズメの群れの出現」

広島大学総合博物館研究報告第16号 上野吉雄・大塚攻・近藤裕介・西田雄介・井上珠紀・斉藤裕子・佐藤亜紗・西本悟郎・石井秀雄・原竜也・藤井格・藤井香織・畑瀬淳・谷口伸広・佐藤周平・清水小波・橘高みづき・堂面志帆・中口和光・加藤幹雄・岩崎貞治著 広島大学総合博物館発行 A4判 6頁 2024年

   上野吉雄氏寄贈。
   カンムリウミスズメは国の天然記念物に指定され、環境省により絶滅危惧種Ⅱ類に選定されている希少な海鳥です。広島市のレッドデータブックである「広島市の生物」の改訂のために実施された調査の結果を資料データとしてまとめてあります。広島県支部の会員が多数参加されています。
   
   



「松川浦の野鳥」創立30周年記念誌

日本野鳥の会福島県相双支部編集・発行 A4判 67頁 2024年

   同支部寄贈。
   松川浦は鳥類の重要な中継地、越冬地、繁殖地で多種多様な鳥類が訪れますが、それらの種類や生息状況などに関する知見は多くありませんでした。野鳥を通じて松川浦の生態系への知見が深まり、ひいては自然環境の保全と人間の経済活動との持続可能な共存関係の構築に寄与したいという思いで設立されたのが日本野鳥の会福島県相双支部です。
   会の設立30周年を記念してこれまでの調査研究の集大成として本書が刊行されました。
   



2025/08/25

図書館だより2025年8月25日

【購入本】

「鳥全史 美しくてすごい、空の覇者たち」

日経ナショナルジオグラフィック編集・発行 A4判 96頁 2025年

   会員リクエストにより購入。カラー写真満載のナショナルジオグラフィック別冊です。
    3章から成り、「第1章鳥類の世界」では、心を癒してくれる人類の旧友というテーマで鳥たちの魅力が語られています。「第2章世界最長の旅」では渡りをする鳥に焦点を当て、鳥たちがどれほどの困難を乗り越えて驚くべき旅路をまっとうしているのか、そして人間の活動や気候変動がいかに彼らの負担を増やしているのか。最新の研究で分かってきたことが解説されています。
   「第3章賢い鳥たち」は冒頭「鳥頭(とりあたま)はもはや侮辱語ではない。脳が小さいにもかかわらず、実は鳥は非常に賢い動物だということが分かってきている。」から始まります。高い知力を持つ鳥たちの社会行動についての最新の調査研究が紹介され、その中には鈴木俊貴さんのシジュウカラの研究についての解説もあります。
   巻末にはナショナルジオグラフィックの写真家ジョエルサートレイによるエッセイ「3000種以上の鳥を撮影して学んだこと」が美しい写真と共に掲載されています。


【寄贈本】

「広島県廿日市市御手洗川河口周辺の鳥類相」

広島大学総合博物館研究報告第16号西本悟郎・近藤裕介・上野吉雄・大西順子著 広島大学総合博物館発行 A4判 15頁 2024年

   西本悟郎氏寄贈。
   広島県廿日市市御手洗川河口では干潟(最大約4ha)ができ、周辺にはヨシが繁茂しているクリークが存在し、局所的ではあるが様々な環境が存在する。それらを利用する多様な鳥類がまとめられている。
   
   



「ALULA No.70 2025春号」

ALULA編集室編集・発行 B5判 81頁 2025年

   日比野政彦氏寄贈。
   日本で鳥類の標識調査をしている調査員が400名程度います。鳥類の扱いについて環境省の委託を受け山階鳥類研究所が調査員の養成をしています。研修を受け一定程度のスキルがあると認められると標識調査を行うことができます。調査研究の発表の場として日本鳥類標識協会誌があります。ほかに会員約120名の調査活動の報告誌としてアルラ(alulaは羽の部位の小翼羽の意味)があります。標識調査に興味をもっていただけるよう専門的になるかもしれませんがこんな分野もあると紹介します。(日比野氏によるアルラ紹介)
   本号には日比野さん執筆の「2024年広島と益田の秋の標識」と題した調査報告が掲載されています。
   



2025/06/24

図書館だより2025年6月24日

【購入本】

「僕には鳥の言葉がわかる」

鈴木俊貴著 小学館発行 46判 264頁 2025年

   東京大学に「動物言語学分野・鈴木研究室」を立ち上げた筆者による、これまでの研究人生を綴る初の著書、動物言語学の幕開けを宣言する啓蒙書です。大学3年の軽井沢での運命の出会いから始まり、その後一貫して鳥語研究にまい進して新たな研究分野を切り開いていく姿が軽妙なタッチで紹介されています。
   面白おかしいエピソードに引き込まれつつも、動物言語学者としての矜持が端々にほとばしる一冊です。たとえば、一つひとつの研究で紹介される知恵と工夫、努力と忍耐は、毎日の野鳥観察の中で我々が「鳥がおしゃべりしているね」と雑談するのと、アカデミアで「鳥は言語を操っている」と証明する間には天地の開きがある、ということを感じ入るに十分です。ぜひ、「ルー語による文法の証明」、「ぼく・ドラえもん」実験などを通して「動物言語学」誕生の物語を楽しんでください。
   


【寄贈本】

「愛媛県鳥類目録」

日本野鳥の会愛媛県支部編集・発行・寄贈 A4判 128頁 2024年

   1950年から2024年までに愛媛県内において記録された鳥類をまとめてあります。21目、71科、370種(うち外来種9種)を掲載し、各種について県内における渡り区分や生息状況などを記してあります。
   各渡り区分別の種数は、留鳥78種、夏鳥37種、冬鳥89種、旅鳥57種、不定期渡来56種、迷鳥52種、その他1種です。繁殖が記録された、もしくは繁殖の可能性がある種は125種。参考記録種21種、逸出種27種も掲載されています。増減傾向の特異なものについてグラフで示してあり、初記録種については写真とともに観察日が記録されています。
   瀬戸内海を隔てた隣の県の様子を知ることができる興味のある本だと思われます。なお表紙の写真は愛媛県の県鳥コマドリの素敵な姿です。
   



「比婆科学 279号」

比婆科学教育振興会編集・発行・寄贈 B5判 59頁 2024年

   野鳥関係分として会員2名の方の報文が掲載されています。
   漆谷光名「広島県江の川で越冬したオオハクチョウCygnus cygnus幼鳥の記録」(2023年11月23日から翌年2月28日にかけて渡来したオオハクチョウ4羽の成長過程の観察記録)
   渡辺健三「広島県松永湾後背地に飛来したシマアジSpatula querquedula」(異例の24日間にわたった滞在期間の観察記録)
   



2025/04/21

図書館だより2025年4月21日

【購入本】

「枯野の猛禽・チュウヒ」

鶴いしい著 いしいT・Iアート発行 A4判 93頁 2024年

   40年を超える間に撮影されたチュウヒの形態生態を写真にまとめた1冊の写真集です。
   チュウヒは、絶滅危惧種1B類環境省レッドデータリスクに指定されている鳥です。フクロウ類同様、かすかな音を集めるパラボラ型の顔面(顔盤)と特殊化した耳を持つ。聴覚と視覚で獲物を見つけると急転回し不意打ち型狩りをするそうです。
   色彩に個体変異が大きいため、各地の個体をアルファベットで識別されて写真の瞬間の様子について解説が加えられています。山口県を中心に島根県、茨木県など広範囲に旅をされたことがうかがわれます。
   


【寄贈本】

「2022年鳥類標識調査報告書」

環境省自然環境局生物多様性センター発行 A4判 77頁 2024年

   上田恵介先生からの寄贈。
   鳥類の渡りの状況、生態等を解明し、もって鳥類の保護施策および国際協力の推進に資することを目的に、全国60か所の鳥類標識ステーションを中心にして、約450名のバンダーの協力を得ながら鳥類標識調査が実施されています。
   この報告書では、2022年に行われた鳥類標識調査の実施状況および結果の概要についてとりまとめています。
   



「Bird Research Vol. 20 December 2024」

植田睦之編 特定非営利活動法人バードリサーチ発行・寄贈 B5判 147頁 2024年

   原著論文 滋賀県におけるコルリとクロジの繁殖期の分布状況;北海道におけるカワウの集団繁殖地の変遷;日本の越冬期の鳥類の分布の変化と気候変動の影響;東京都本土低地部における繁殖鳥類の1970年代から2010年代の40年間の変化;本州下北半島におけるエゾセンニュウの繁殖について;聞き取りに基づく北海道と本州中部4地点の森林性鳥類の13年間の変動;和歌山県の河川中流域における秋季渡来期のコガモの個体数と水位の関係;鳥類群衆の調査回数と確認種数の関係‐東京西部での事例;高知市朝倉のゴミステーションにおけるカラスの食い荒らしに関する研究
    短報 波照間島におけるカタグロトビの記録;中国・四国・九州地方におけるシマクイナの越冬状況;高山城における繁殖期のキマユムシクイのさえずりの記録;北海道西部低標高林におけるウソの繁殖可能性;カワウによるドブネズミの捕食;特定外来生物ガビチョウによる直接的な鳥類の巣への捕食の可能性;冬期におけるスズメの果実による採食行動の違い
   



2025/02/17

図書館だより2025年2月17日

【寄贈本】

「山口県萩市見島の鳥類」

小林繁樹著・発行 A4判 297頁 2024年

   山口県支部からの寄贈。
   山口県萩市見島は、渡り鳥の移動のコースにあたることから、多くのバードウォッチャーが訪れることで名高い。観察された鳥類に関する報告も多く、日本野鳥の会山口県支部(1980)は1979年9月現在で40科157種を、武下(1993)は1993年5月現在で50科265種を報告している。近年の撮影機材の高機能化、図鑑類の充実、観察者の増加と相まって、観察記録種はその後、飛躍的に増加している。
   しかしながら残念なことにこれらの報告以降、山口県萩市見島で記録された鳥類目録の作成の試みは行われていなかった。そこで今回、今までの観察記録を整理することに加え、既往の資料も含めた山口県萩市見島で記録された鳥類の目録を作成するとともに、島内で繁殖する鳥類のリストと、見島での標識調査についても併せたまとめの報告になっている。
   



「鳥の落としもの&足あと図鑑」

小宮輝之監修 (株)カンゼン発行 A5判 157頁 2024年

   会員の石井鶴三氏からの寄贈。
   カンゼンが出版する小学校中学年以上対象の「鳥類学の世界」を面白く旅する図鑑シリーズの最新刊です。「鳥の落としもの」と聞いて思い浮かべるものと言えばまずは排泄物、そして羽毛、食べ物。そんなさまざまな落としものや足あとなど、鳥がその場所にいたことがわかるしるし(痕跡)のことを「フィールドサイン」と呼びます。このフィールドサインから鳥たちのくらしを考えてみようというのがテーマです。
   本書ではふだんは見過ごしてしまう鳥の落としものや痕跡の見つけ方、そこから読みとれる鳥の種類や生態、嗜好などについて紹介していきます。大半のページが「鳥たちの落としもの図鑑」と銘打ったきれいな画像の「落としものの数々」です。落とし主の姿と共に解説が加えられています。探鳥の前に眺めるだけでも勉強になりそうな1冊です。

2024/12/25

図書館だより2024年12月24日

【購入本】

日本鳥類目録【改訂第8版】」

日本鳥学会編集 一般社団法人鳥学会発行 A5判 472頁 2024年

   原著論文5編
      今回の改訂第8版は、分子遺伝学の発展にともなう種の系統関係や交雑の実態についての新たな知見、コンピューター技術をつかった形態や音声などの分析、分布情報の地道な積み重ねを反映した新しいものになっています。
      なお本目録は禁帯出に指定しております。事務所内でご利用ください。
   


【寄贈本】

「特集 渡り鳥の環境文化学」

河北秀也監修 文化科学高等研究院出版局発行 菊判 129頁 2024年

    日比野政彦さんからの寄贈。
   日本の野鳥630種の内60%以上が渡り鳥であって、東アジアは世界でも渡り鳥の多い地域で、世界の渡り鳥の40%以上が経由しているとあります。大型の種、水鳥、猛禽類、ヒヨドリなどは日中に渡ることが多くて観察できますが、ほとんどが渡り鳥である小鳥は、日没後1時間頃から夜間に単独で、また鳴くことなくひっそりと飛んでいるそうです。1971年マガンが天然記念物に指定され狩猟が禁止となり、同じ時期に農業収穫が機械化されて収穫ロスや落ち籾が増加したため、今では20~30万羽が越冬しているようです。「ご飯を食べてマガンを守る」との合言葉があるのを知りました。シギ・チドリの渡りについても詳しく分析しています。世界の保護活動の内容も含めて、興味のある内容となっています。ぜひお手に取ってみてください。
   



「イカルチドリの私生活」

比企ワシタカ研究会著 まつやま書房発行 A4判 104頁 2024年

    日比野政彦さんからの寄贈。
   標識調査をとおして知己をいただいている内田博さんが、ライフワークの一つであるイカルチドリの生活史をまとめられました。2024年9月東大で開催された鳥学会で氏から手渡しで日比野にいただきましたが、私蔵するのでなくイカルチドリ研究の集大成として貴重な内容を広く知っていただくため野鳥図書館の蔵書にして利用していただければと思います。
   内田さんの第一印象は70歳を過ぎたその風貌のトレードマークのゴマ塩のヒゲでです。自信をもってライフワークに打ち込んで来られた物おじしない態度と気さくな性格のまま、文章の随所に内田さんの人となりが感じられ、読んで楽しい図書に仕上がっています。タイトルの「私生活」という言葉が表すように内田さんのシャイな性格も感じ取っていただければと思います。(日比野氏記)
   



2024/10/29

図書館だより2024年10月29日

【購入本】

「Strix 40号 野外鳥類学論文集 2024年」

日本野鳥の会編集・発行 B5判 166頁 2024年

「とりぱん 7」(西本悟郎さんから寄贈)

とりのなん子作 講談社出版 A5判 131頁 2009年

   原著論文5編
      ◎千葉県谷津干潟におけるシギ・チドリ類の個体数変動
      ◎エゾムシクイのさえずりの分類と録音再生実験で誘発されるソングタイプの変化
      ◎北海道におけるオオジュリンの繁殖期の分布
      ◎非営業期間の浜寺公園プールを利用する水鳥
      ◎北海道渡島半島西部の鳥類
    2.草原環境における繁殖期の鳥類相
   短報8編
      ◎福岡県と長崎県における音声記録に基づいたアムールムシクイPhylloscopus tenellipes観察記録の集約
      ◎東京都内区部の住宅街緑地におけるウグイスの繁殖事例
      ◎伯耆大山山麓におけるジョウビタキPhoenicurus auroreusの3回繁殖の記録
      ◎ノビタキのさえずり回数とさえずり個体数の日周変化~長野県の農耕地における一事例~
      ◎佐渡におけるヤイロチョウPitta nymphaの繁殖の可能性について
      ◎定着初期と思われる乗鞍岳高山帯のヒバリAlauda arvensisについて
      ◎甲州市菅田天神社のフクロウのペリット内容―市街地での1例
      ◎茨城県・湖沼川におけるツバメのねぐらに混じるコシアカツバメCecropis dauricaの観察記録
   


【寄贈本】

「羽根 識別マニュアル」

藤井 幹著 文一総合出版発行 B5判 223頁 2020年

   上田恵介先生からの寄贈。帯にある上田先生のお言葉を借ります。 「日本で見られる鳥の羽根をその科の代表種を選び、風切羽や尾羽だけでなく、小さな体羽の1枚1枚まで精密に撮影。圧巻はおそらく誰も目にしたことのない、さまざまな鳥の体羽の羽枝と小羽枝の顕微鏡写真!単なる識別マニュアルではなく、『鳥の羽根学』ともいうべき分野を切り開く好著」です。
   この本で会員の仲山さん所有の羽根がイカルの第3初列風切羽であることが判明しました!
   


2024/08/19

図書館だより2024年8月19日

【寄贈本】

「鳥はなぜ集まる?群れの行動生態学」

上田恵介著 東京化学同人発行 B6判 223頁 2023年

   上田恵介先生からの寄贈です。
    “鳥はなぜ集まる?”と聞かれて何と答えますか?“「烏合の衆」という言葉があるくらい、私たちの生活のなかで、鳥の群れは身近な存在です。”で始まる本書は、“群れ”という目線から鳥の様々な行動や特性を観察・解説していきます。「そりゃあ、エサのためでしょ?身を守るためでしょ?」と答えるあなた、確かにその側面もありますが、それだけでは一冊の本にはなりません。
   本書はさらに、群れは利己性の産物?群れの中の不平等やだましあいといった観点から群れの本質に迫っていきます。素晴らしいのは、一つ一つの情報が、全てそれを支えるデータや研究成果で裏付けられていること。分かりやすくも正確・厳格。上田先生の近著ですので、是非手に取ってみてください。最後にもう一つ質問。“小鳥はノビタキの周りに集まる”のはなぜでしょう?
   



「2021年鳥類標識調査報告書」

環境省自然環境局生物多様性センター発行 A4判 82頁 2023年

   上田恵介先生からの寄贈です。
   全国60か所の鳥類標識ステーションを中心にして、約450名のバンダーの協力を得ながら、2021年に行われた鳥類標識調査の実施状況および結果の概要。




「野鳥とともに 日本野鳥の会鳥取県支部設立30周年記念誌」

NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部編集 A4判 63頁 2024年

   設立30年を迎えた鳥取県支部の記念誌です。
   活動の歴史では自然保護活動や調査活動、委託調査などが記載されています。自然保護活動にはブッポウソウ、コアジサシの保護活動記録や野鳥撮影のマナー問題など興味深い項目が多々あります。



2024/06/21

図書館だより2024年6月21日

【購入本】

「とりぱん 31・32」

とりのなん子作 講談社出版 A5判 各130頁 2023年

「とりぱん 7」(西本悟郎さんから寄贈)

とりのなん子作 講談社出版 A5判 131頁 2009年

   会員リクエストにより購入。3巻まで当図書館にあり、続編の購入希望がありました。「とりぱん」は作者の実家や仕事場の庭にエサ台を作り、そこに飛来する野鳥を観察する作者の日常を4コマ漫画で描いた漫画作品です。最新巻2冊しか購入できなかったのですが、どの巻から読んでも楽しめます。因みにタイトルは、エサ台に置くのが主にパンであることからついたそうです。
    事務所「900文学」の本棚に既刊と共に置いています。
   


【寄贈本】

「2022年度モニタリングサイト1000小島嶼(海鳥)調査報告書」

環境省自然環境局生物多様性センター発行 A4判 162頁 2023年 上田恵介先生からの寄贈

   2022年度の重要生態系監視地域モニタリング推進事業小島嶼(海鳥)調査として、30か所の調査サイトのうち7サイトにおいて海鳥の生息状況、生息を妨げる恐れのある環境要因等について調査した報告書。
   



「Bird Research Vol.19 December 2023」

小植田睦之編集・発行 特定非営利活動法人バードリサーチ寄贈 B5判 125頁 2023年

    原著論文 近接して営巣する海鳥の干渉によるケイマフリの繁殖阻害;ジョウビタキとシジュウカラの営巣場所における巣からの視界の違い;第2回(1997‐2002)と第3回(2016‐2020)の間に見られるスズメの減少;深層学習を用いた鳴き声による鳥類の種判別システムの開発と今後の展望;沖縄島の亜熱帯照葉樹林におけるヤマガラの繁殖生態
   短報 秋田県能代市におけるコウライクイナの本州初記録;湿地性猛禽類チュウヒの古巣から採集された昆虫類;伊豆諸島八丈小島におけるカラスバトの営巣状況;広島県におけるハヤブサの営巣数の変化と営巣環境;春秋の渡り期におけるムナグロの水田から芝草地への夕刻の移動
    その他テクニカルリポート、調査データ2件掲載。



2024/04/26

図書館だより2024年4月26日

図書館だより2024年4月26日
【寄贈本】

「重信川河口鳥類調査報告書 1996.6‐2021.5」

日本野鳥の会愛媛重信川河口鳥類調査研究グループ編 日本野鳥の会愛媛発行・寄贈 A4判 222頁 2023年

   日本野鳥の会愛媛の会員有志による調査研究グループが1996年6月から2021年5月までの25年間にわたり、重信川河口を毎月1回以上の頻度で計372回実施した調査の結果をとりまとめたものです。
   重信川河口は環境省によって「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」に選定されています。
   



「にっぽんのメジロ」

小宮輝之監修 ポンプラボ編集(株)カンゼン出版 A5判 111頁 2023年

   石井鶴三さんからの寄贈。メジロに絞って、四季折々を代表する花の蜜を吸っている写真が沢山。混群で水浴びするシーンや飛び交っている可愛い様子も載っています。
   和名の由来である目の周りの環状の白色部のアイリングは、緻密に生えた白い羽毛だそうです。
   小宮輝之氏は、40年間にわたり様々な動物の飼育にかかわり、2004年から2011年まで上野動物園園長、日本動物園水族館協会会長などを歴任した、動物写真家です。



【寄贈雑誌】

「男の隠れ家 2023年12月号」

   田恵介先生から野鳥観察を特集した雑誌の寄贈を受けました。
   「バードウォッチングのキホンとあそび方」と銘打ち、上田先生のインタビュー記事や野鳥地案内、観察の仕方、道具の選び方、また真木広造、嶋田忠など著名なカメラマンの野鳥写真も満載のまるごと野鳥特集号です。雑誌棚にありますのでご覧ください。
   



2024/02/21

図書館だより2024年2月21日

【購入本】

「ミツバチスタジオからみえてきたもの ハチクマ」

鶴・いしい著 いしいT・Iアート発行 A4判 59頁 2023年

   支部会員である石井鶴三さんの代名詞とも言えるハチクマの最新写真集です。
   一昨年「彼岸鷹 東シナ海の風にのって」を寄贈頂きましたが、その後も精力的にフィールドであるミツバチスタジオでの観察、撮影を続けてらっしゃいます。
   写真の中には会員の渡辺健三さんによるものもあります。迫力ある生態形態写真集をご覧ください。
   



【寄贈本】

「鳥の親子&子育て図鑑」

小宮輝之監修 ポンプラボ編集 (株)カンゼン出版 A5判 157頁 2023年

   石井鶴三さんからの寄贈。昨年紹介した「鳥の食べもの&とり方・食べ方図鑑」の続編にあたる1冊です。
   今回は鳥の親子と子育てについてです。前回同様美しい写真とともに、鳥の子育てが、基礎知識から繁殖期の様子、山林・森林、平地・草原、川・湖沼といった活動エリア別に解説されています。
   著者は「環境などにたくみに適応、変化してきた鳥の繁殖にまつわる生態は、じつに多種多様で興味深いものです。しかし、それだけにまだまだなぞも多く、いまこの瞬間もさまざまな研究が続けられています。」と語っています。
   小学校中学年以上を対象にした本ですが、知っているつもりだったことを改めて知るのに最適な1冊になりそうです。巻頭に「このコどこの子?」と銘打ったクイズで24羽のヒナの写真が並びます。とても勉強になります!皆さんも挑戦してみてください。



2023/12/22

図書館だより2023年12月22日

【購入本】

「動物たちは何をしゃべっているのか?」

山極寿一・鈴木俊貴著 集英社発行 B6判 221頁 2023年

   著者の鈴木俊貴さんはシジュウカラの文法を解明した研究者としてテレビにも登場し、我々バードウォッチャーの間でも有名。山極寿一さんは言わずと知れたゴリラ研究の世界的権威。この2人による「鳥とゴリラの異種対談」です。
   本書は「おしゃべりな動物たち」「動物たちの心」「言葉から見える、ヒトという動物」「暴走する言葉、置いてきぼりの身体」の4章に分かれて動物たちの言葉をテーマに対談が続きます。シジュウカラは仲間同士でコミュニケーションを取り、その言葉には複数の語を組み合わせる文法があることなど驚くような発見をテレビで目にしましたが、その調査過程が詳しく対談で語られています。
   読み進むうちに動物にあってヒトにない認知能力があること、また当然ながら人間の言葉にしかない能力もあることが分かります。鈴木さん曰く「鳥やゴリラの立場から言語をキーワードに人間社会を俯瞰するユニークな本」です。
   



【寄贈本】

「広島県竹原市ハチの干潟周辺における鳥類の出現記録」

西田雄介・大塚 攻・西本悟郎・上野吉雄・渡辺健三著 広島大学総合博物館発行 A4判 9頁 2022年

   会員西本悟郎さんからの寄贈。
   賀茂川河口に広がる最大干出面積約22haのハチの干潟は生物多様性が高く、環境省は「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」に選定しています。しかし干潟周辺に生息する鳥類調査報告は少ないそうです。
   竹原市の鳥類相の解明を目的に干潟周辺で定期的に調査を行い、環境省レッドリスト2020と広島県レッドデータブック2021に指定されている16種を含む14目33科95種5亜種の鳥類が確認されました。
   著者の大塚攻先生は、来年の支部総会で「広島県のハチの干潟、カブトガニと鳥類の関係」について講演されます。



2023/10/28

図書館だより2023年8月28日

【購入本】

「Strix 39号 野外鳥類学論文集 2023年」

日本野鳥の会編集・発行 B5判 223頁

   原著論文5編
   ◎木曽谷のクマタカ―23年間の観察
   ◎和歌山県の河川中流域に生息するイソヒヨドリの食性
   ◎玉川上水の杉並区に敷設された大型道路が鳥類群集に与えた影響
   ◎北海道におけるノビタキの繁殖期の分布
   ◎北海道渡島半島西部の鳥類1.落葉広葉樹林における繁殖期の鳥類相;短報12編
   ◎宮城県におけるクロサギの繁殖初記録
   ◎九州地方におけるコムシクイの渡り時期
   ◎東京都におけるクマタカの繁殖成功率
   ◎宍道湖に渡来したトモエガモ個体群の採餌場所と糞分析
   ◎宮城県におけるヤドリギツグミの初確認
   ◎徳島県におけるオオムシクイの秋期の渡り
   ◎滋賀県立大学キャンパスのおける造成直後の2003年から2014年にかけての鳥類相の変化
   ◎秋に九州西部を南下するサシバ
   ◎青森県八戸市弁天島におけるウミネコの繫殖状況と今後の保護
   ◎カンムリウミスズメ繫殖地としての伊豆諸島恩馳島の重要性
   ◎鳥取県におけるオオチドリの初記録
   ◎日本におけるコシジロイソヒヨドリの写真を伴う3例目の記録で雌の初記録となる観察
   



【寄贈本】

「幻の野鳥図鑑 『原色野鳥ガイド』」

中西悟堂企画 原色野鳥ガイド研究会出版 A4判 160頁 2022年 会員大西順子さんからの寄贈

   日本野鳥の会創設者として有名な中西悟堂氏が、戦前(1938年中西悟堂)出版した『野鳥ガイド 上巻・陸鳥編』に続き、戦後には『原色野鳥ガイド』の出版を企画していました。鳥類画家 小林重三(しげかず)氏に依頼し描かれた図鑑は、残念ながら未刊となりました。戦争前後の複雑な時代背景の中で、長きにわたり専門家や遺族に引き継がれてきた原画集や解説集がすべてまとめられて、2022年9月30日やっと出版に至ったのです。
   写真による図鑑の多い現在ですが、双眼鏡で十分観察されて描かれた細やかな「単式線画」及び「水彩画」の表情は、生き生きとしていて、更に感情も伝わってくるような姿です。
   参考: 中西 悟堂 (1895~1983)  明治28~昭和59 (89歳)
                  小林 重三 (1887~1975) 明治20~昭和50 (88歳)
                  下村 兼史 (1903~1967)  明治36~昭和42 (64歳)
                  小谷 ハル (1943~現在)中西悟堂の長女 (この項大西記)



2023/08/22

図書館だより2023年8月22日

【購入本】

「ナショナルジオグラフィック日本版」

(株)日経ナショナルジオグラフィック編集・発行 B5判

   複数の会員の方々からのリクエストがあり本年7月号より定期購読を開始しました。
   アメリカの雑誌「National Geographic」は135年の歴史を持ち、同誌編集長の言葉を借りれば「身近なものから彼方のものまで、世界に関する知見を広め、理解を深めるため探求を続けている」雑誌です。
   その日本版は魅力的な写真と共に自然界の美しさや驚異、文化の多様性、歴史的な出来事などを紹介しています。生態系や動植物の多様性などを広く紹介するだけでなく、自然保護や環境問題にも焦点を当てています
    野鳥に関する記事も毎号ではありませんがありますので、是非ご覧ください。バーダーや野鳥誌と同じ雑誌閲覧用の書棚に展示しています。



【寄贈本】

「比婆科学 276号」

比婆科学教育振興会編集・発行 B5版 54頁 2023年

   本年1月に亡くなられた庄原市立比和自然科学博物館名誉館長の中村慎吾さんの業績が紹介されています。
   比和科学教育振興会の事務局長として「比婆科学」の編集等に長年携わってこられました。
   現在同博物館で中村慎吾さんの功績を称える追悼展が開かれています。(11月30日まで)



2023/06/23

図書館だより2023年6月23日

【購入本】

「鳥の食べもの&とり方・食べ方図鑑」

小宮輝之監修 ポンプラボ編集 (株)カンゼン発行 A5判 159頁 2023年

   会員リクエストによる購入。「鳥たちの食事情」を分かりやすい説明と多くの写真(しかも美しい!)で3章に分けて紹介しています。
   まず「鳥と食べものにまつわる基礎知識」では、鳥の広範囲かつ多彩な食の対象や消化のしくみ、形態や渡りと食べ物の関係などが述べられています。
   「鳥の食べもの&とり方・食べ方図鑑」では鳥の採食、捕食の流れを分かりやすい分解写真や図解で紹介。猛禽類、フクロウ、ツバメ、キツツキの仲間など10例を豊富な写真と共に解説しています。「エリア別鳥たちの採る捕るの瞬間 写真館」では山地、川・湖沼、海岸等での採餌の様子を紹介。鳥の形態や生態も含めて楽しく学べる図鑑です。
   「エリア別鳥たちの採る捕るの瞬間 写真館」では山地、川・湖沼、海岸等での採餌の様子を紹介。鳥の形態や生態も含めて楽しく学べる図鑑です。



【寄贈本】

「山口野鳥 第54号」

日本野鳥の会山口県支部編集・発行・寄贈 A4判 124頁 2023年

   山口県支部の活動報告です。毎回会員による調査観察短報も充実していますが、豊富な写真付きの図鑑も充実。特に「色変わりの鳥図鑑」は様々な鳥の白変が紹介されており、とても興味深いです。



「げいなんの自然 第25号」

ひろしま自然の会編集・発行・寄贈 A4判 66頁 2023年

原著論文
   中部日本のスギ林に生育するキイチゴ属3種の量的に有効な種子散布者
   呉市を拠点にした「ひろしま自然の会」の活動報告です。野鳥関係ではミゾゴイ、ツクシガモなどの観察記録や黒瀬川観察会での野鳥一覧などが掲載されています。

2023/04/21

図書館だより2023年4月21日

【寄贈本】

「全国鳥類越冬分布調査報告2016-2022年」

植田睦之・奴賀俊光・山﨑優佑著 特定非営利活動法人バードリサーチ・(公財)日本野鳥の会発行・寄贈 A4判 170頁 2023年

   本調査は2016年1月から2022年2月までの越冬期に実施されました。396人の調査協力のもと、全国から105,660件のアンケート調査結果が寄せられました。これに788,148件のデータベース等からの情報を合わせ、451種が記録されました。
   日本を40㎞メッシュで区切り、10メッシュ以上の記録のある種、或いはもともと局所的に分布する309種について分布図を作成し、1980年代に実施された環境庁の調査結果と比較しています。メッシュ図を眺めるだけでも面白いです。



「Bird Research Vol.18 December 2022」

植田睦之編集・発行 特定非営利活動法人バードリサーチ寄贈 B5判 120頁 2022年

原著論文
   中部日本のスギ林に生育するキイチゴ属3種の量的に有効な種子散布者
   ジョウビタキが営巣場所として換気扇フードを好む理由
   都市環境において2種のカラスが観察される高さの違い
   関東南部でカラーリングを装着したカワウの観察記録
   2種類の全国調査にもとづく繁殖期の森林性鳥類の分布と年平均気温
   森林性鳥類のさえずり時期に気温や降水量が与える影響
   AI技術による鳥類の鳴き声モニタリング手法の検討~サシバを事例として~
   中部地方および近畿地方の太平洋岸地域におけるシマクイナの越冬状況
   オオタカの繁殖状況と国内希少野生動植物種からの解除の影響
短報
   短報ヒクイナの香川県及び徳島県における越冬状況
   山形県山形市蔵王温泉におけるジョウビタキの繁殖
   道央圏における2020年秋期のタンチョウの生息状況

   上田恵介会長からの寄贈です



「全国鳥類越冬分布調査報告2016-2022年」

植田睦之・奴賀俊光・山﨑優佑著 特定非営利活動法人バードリサーチ・(公財)日本野鳥の会発行・寄贈 A4判 170頁 2023年

   本調査は2016年1月から2022年2月までの越冬期に実施されました。396人の調査協力のもと、全国から105,660件のアンケート調査結果が寄せられました。これに788,148件のデータベース等からの情報を合わせ、451種が記録されました。
   日本を40㎞メッシュで区切り、10メッシュ以上の記録のある種、或いはもともと局所的に分布する309種について分布図を作成し、1980年代に実施された環境庁の調査結果と比較しています。メッシュ図を眺めるだけでも面白いです。



「アホウドリからオキノタユウへ」

長谷川博著 新日本出版社 A5判 174頁 2020年

   絶滅危惧種のアホウドリを守るために取り組む研究者たちの姿が、著者の40年にわたる調査保護研究を中心に描かれています。アホウドリの生態や生息地、取り巻く問題点について詳しく解説。アホウドリの繁殖行動や群れの様子など楽しめるエピソードも盛り込まれており、科学的な知見が分かりやすく説明され興味が引き付けられます。
   一言で絶滅危惧種の保護と言っても取り組むべき課題は多く、研究者たちの情熱や使命感には感銘を受けます。自然環境保全の重要性を再認識させてくれる1冊です。