植田睦之・奴賀俊光・山﨑優佑著 特定非営利活動法人バードリサーチ・(公財)日本野鳥の会発行・寄贈 A4判 170頁 2023年
本調査は2016年1月から2022年2月までの越冬期に実施されました。396人の調査協力のもと、全国から105,660件のアンケート調査結果が寄せられました。これに788,148件のデータベース等からの情報を合わせ、451種が記録されました。
日本を40㎞メッシュで区切り、10メッシュ以上の記録のある種、或いはもともと局所的に分布する309種について分布図を作成し、1980年代に実施された環境庁の調査結果と比較しています。メッシュ図を眺めるだけでも面白いです。
植田睦之編集・発行 特定非営利活動法人バードリサーチ寄贈 B5判 120頁 2022年
原著論文
中部日本のスギ林に生育するキイチゴ属3種の量的に有効な種子散布者
ジョウビタキが営巣場所として換気扇フードを好む理由
都市環境において2種のカラスが観察される高さの違い
関東南部でカラーリングを装着したカワウの観察記録
2種類の全国調査にもとづく繁殖期の森林性鳥類の分布と年平均気温
森林性鳥類のさえずり時期に気温や降水量が与える影響
AI技術による鳥類の鳴き声モニタリング手法の検討~サシバを事例として~
中部地方および近畿地方の太平洋岸地域におけるシマクイナの越冬状況
オオタカの繁殖状況と国内希少野生動植物種からの解除の影響
短報
短報ヒクイナの香川県及び徳島県における越冬状況
山形県山形市蔵王温泉におけるジョウビタキの繁殖
道央圏における2020年秋期のタンチョウの生息状況
上田恵介会長からの寄贈です
植田睦之・奴賀俊光・山﨑優佑著 特定非営利活動法人バードリサーチ・(公財)日本野鳥の会発行・寄贈 A4判 170頁 2023年
本調査は2016年1月から2022年2月までの越冬期に実施されました。396人の調査協力のもと、全国から105,660件のアンケート調査結果が寄せられました。これに788,148件のデータベース等からの情報を合わせ、451種が記録されました。
日本を40㎞メッシュで区切り、10メッシュ以上の記録のある種、或いはもともと局所的に分布する309種について分布図を作成し、1980年代に実施された環境庁の調査結果と比較しています。メッシュ図を眺めるだけでも面白いです。
長谷川博著 新日本出版社 A5判 174頁 2020年
絶滅危惧種のアホウドリを守るために取り組む研究者たちの姿が、著者の40年にわたる調査保護研究を中心に描かれています。アホウドリの生態や生息地、取り巻く問題点について詳しく解説。アホウドリの繁殖行動や群れの様子など楽しめるエピソードも盛り込まれており、科学的な知見が分かりやすく説明され興味が引き付けられます。
一言で絶滅危惧種の保護と言っても取り組むべき課題は多く、研究者たちの情熱や使命感には感銘を受けます。自然環境保全の重要性を再認識させてくれる1冊です。