お知らせ

日本野鳥の会広島県支部からのお知らせを掲載しています。
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2022/10/18

図書館だより2022年10月18日

【購入本】

「Strix 38号 野外鳥類学論文集 2022年」

日本野鳥の会編集・発行 B5判 167頁 2022年

原著論文4編
◎東京港野鳥公園に蓄積された調査データを用いた鳥類相の経年変化の解析と変化をもたらした要因の考察
◎北海道の山岳地域における繁殖期のヒバリの生息状況
◎北海道におけるヨシキリ類2種の繁殖期の分布
◎スポットライトサーベイ法による大野原島周辺のカンムリウミスズメの個体数の再評価

短報9編
◎北海道東部におけるプラスチック素材を含む巣でのトラフズクの営巣記録
◎佐渡に渡来するマガンの長期記録(1979年度~2019年度冬期)
◎伯耆大山の急斜面ガレ場におけるヒバリの生息状況
◎兵庫県におけるセイタカシギの初繁殖記録
◎伯耆大山山麓におけるジョウビタキの繁殖と3タイプの巣箱の利用状況
◎屋久島でアカヒゲは繁殖しているのか?- 8・9月期の記録が語るもの-
◎再生湿地(茨城県稲戸井調節池)におけるチュウヒの繁殖記録
◎北海道別海町におけるアメリカビロードキンクロの日本初の可能性のある記録
◎稚内市声問岬におけるドローン調査による人工物上のオオセグロカモメとウミネコの繁殖状況



「ハチの干潟の生きものたち」

近藤裕介・大塚攻・佐藤正典編集(株)PUBFUN発行 B5判165頁 2022年

   竹原市賀茂川河口に広がる約22haの「ハチの干潟」。7月に支部探鳥会も行われました。この干潟と周辺環境に生息する340種以上の多様な動植物を紹介する本です。
   鳥類はもちろん、カブトガニ、イセシラガイなどハチの干潟を代表する絶滅危惧種そして海藻や海浜植物に至るまで、それらの形態的特徴や生態について各分野の専門家が分かりやすく解説しています。
   干潟は陸と海の間の持続可能な物質循環の役割を担っているにも関わらず、瀬戸内海だけを見ても1990年までの約百年で53%もの干潟が失われているそうです。その中でハチの干潟は江戸時代を経て人の営みの結果として形成され、その後たまたま干拓を逃れて現在に至っている貴重な環境です。
   干潟を保全する意義を胸に刻んで、バードウォッチングを楽しみたいと思います。



【寄贈本】

「彼岸鷹(ハチクマ)東シナ海の風にのって」

石井鶴三著・発行 A4判 77頁 2022年

   支部会員の石井鶴三さんからの寄贈写真集です。寄贈に際し石井さんが寄稿を寄せて下さいました。
   約40年にわたる貴重なハチクマの秋の渡り観察記録集を是非ご覧ください。

2022年11月~12月の探鳥会開催について

   新型コロナウイルス感染症防止のため、参加ご希望の方は以下の注意事項を守ってご参加ください。

  1.  発熱等、体調の悪い方は参加をご遠慮ください。
  2.  必ずマスクを着用してご参加ください。
  3.  各自筆記具をお持ちください。(参加者名簿記録用。氏名と電話番号は記入必須)
  4.  探鳥会開催中は、各自適切な距離(1m以上)を保ってください。(子供さんなど同居家族は例外)
    参加者が多い場合は10名前後のグループに分けて行動していただきます。
  5.  スコープは持参者だけが操作し、他の方は触れずにのぞくだけにしてください。
  6.  双眼鏡の貸し出しはしません。


↓ 2022年11月~12月の探鳥会の詳細はこちらから