お知らせ

日本野鳥の会広島県支部からのお知らせを掲載しています。
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2025/08/25

図書館だより2025年8月25日

【購入本】

「鳥全史 美しくてすごい、空の覇者たち」

日経ナショナルジオグラフィック編集・発行 A4判 96頁 2025年

   会員リクエストにより購入。カラー写真満載のナショナルジオグラフィック別冊です。
    3章から成り、「第1章鳥類の世界」では、心を癒してくれる人類の旧友というテーマで鳥たちの魅力が語られています。「第2章世界最長の旅」では渡りをする鳥に焦点を当て、鳥たちがどれほどの困難を乗り越えて驚くべき旅路をまっとうしているのか、そして人間の活動や気候変動がいかに彼らの負担を増やしているのか。最新の研究で分かってきたことが解説されています。
   「第3章賢い鳥たち」は冒頭「鳥頭(とりあたま)はもはや侮辱語ではない。脳が小さいにもかかわらず、実は鳥は非常に賢い動物だということが分かってきている。」から始まります。高い知力を持つ鳥たちの社会行動についての最新の調査研究が紹介され、その中には鈴木俊貴さんのシジュウカラの研究についての解説もあります。
   巻末にはナショナルジオグラフィックの写真家ジョエルサートレイによるエッセイ「3000種以上の鳥を撮影して学んだこと」が美しい写真と共に掲載されています。


【寄贈本】

「広島県廿日市市御手洗川河口周辺の鳥類相」

広島大学総合博物館研究報告第16号西本悟郎・近藤裕介・上野吉雄・大西順子著 広島大学総合博物館発行 A4判 15頁 2024年

   西本悟郎氏寄贈。
   広島県廿日市市御手洗川河口では干潟(最大約4ha)ができ、周辺にはヨシが繁茂しているクリークが存在し、局所的ではあるが様々な環境が存在する。それらを利用する多様な鳥類がまとめられている。
   
   



「ALULA No.70 2025春号」

ALULA編集室編集・発行 B5判 81頁 2025年

   日比野政彦氏寄贈。
   日本で鳥類の標識調査をしている調査員が400名程度います。鳥類の扱いについて環境省の委託を受け山階鳥類研究所が調査員の養成をしています。研修を受け一定程度のスキルがあると認められると標識調査を行うことができます。調査研究の発表の場として日本鳥類標識協会誌があります。ほかに会員約120名の調査活動の報告誌としてアルラ(alulaは羽の部位の小翼羽の意味)があります。標識調査に興味をもっていただけるよう専門的になるかもしれませんがこんな分野もあると紹介します。(日比野氏によるアルラ紹介)
   本号には日比野さん執筆の「2024年広島と益田の秋の標識」と題した調査報告が掲載されています。
   



2025年9月~10月の探鳥会開催について

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