お知らせ

日本野鳥の会広島県支部からのお知らせを掲載しています。
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2020/12/20

図書館だより 2020/12/20

【寄贈本】 日本野鳥の会広島県支部長 福本幸夫氏寄贈本

「続さんいん 自然歳時記 2004年」 「さんいん 自然歳時記Ⅴ 2015年」

清末忠人著 A5判 253頁240頁 鳥取出版企画室発行

 日本海新聞に連載されたものに少し加筆され、春32夏36秋30冬23種(121種)、Ⅴは117種の動植物の紹介。前書には、福本支部長の序文と畑瀬さんはじめ安佐動物公園の皆さんの獣類の写真提供。清末氏は植物分類学を専攻され、広く鳥取県内の小学校校長や鳥取大學や自然観察会の講師を歴任。
 博識の充実した内容をわかりやすく、豊富な事例で述べられ、どこからでも読むことができます。
 鳥類関係の項目では、フクロウはお天気博士? 渓流の鳥ヤマセミ シメってなーに コアジサシの親子 人恐れしないアカエリヒレアシシギ キジも鳴かずば かしこいカラス キジの胃袋からサカキの実 ウミスズメとコウミスズメ ほんとのウソ きりりっと黒いネクタイのシジュウカラ スマートな紳士オナガガモ 顔に巴模様のトモエガモ 怪鳥トラツグミ 後書では、ウグイス コサギ ヒヨドリ メジロ キビタキ オオルリ ヒシクイ イソヒヨドリ キセキレイ 登場。 

 

「大きなニレと野生のものたち ツチハシの自然誌 1990~2004」

 WWGH 広島野生生物観察グループ(中 林光生・水田國康・野津幸夫・東常哲也)著
文芸社 四六判・上製・408 頁 2004 年 

 生命の輝きへの共感。自然と魂の饗応。広島県山県郡芸北町(北広島町)雲月山麓の土橋に設けた山 小屋(Sylvant-森の人)を拠点に、WWGH 総勢20 人によるサンクチュアリーでの15 年間の自然観察を集大成。
 土橋はじめ地元の方々との交流も素晴らしい。(初代支部長中林氏らのこの山小屋は今年、地主さん に返却したとのこと。)

 

 「見る 読む わかる 野鳥図鑑」

  解説:安西英明 絵:箕輪義隆 日本野鳥の会発行 A5判 65頁 2010年

 目次より「あの鳥なーに?」身近な鳥と比べてわかる鳥、「見分けるためのポイント」、「楽しみ方さまざま」それぞれ具体的、個別に絵で説明。この本を持って野外に出て、鳥たちに出会いましょう。実力がつく親切な本です。

  

「野鳥と自然の解説実践ハンドブック あなたもバードウオッチング案内人 新装版」

  日本野鳥の会レンジャー共著 日本野鳥の会発行B6判 202頁 2006年(旧版は1992年)

 野鳥や自然が好きで、出会った時の感動を伝えたい、また自然環境の保全に関心を持っている人にノウハウを具体的に紹介する地味ですが 内容が濃い本。
 第1章「なぜ野鳥を通した自然観察なのか」、第2章「1羽1羽の野鳥に親しむ」ことから、野鳥がすむ自然環境全体の保全にまで視野を広げるための方法を解説」、第3章「自然解説するときに役立つプログラム、具体的な事例」、第4章「探鳥会などの行事を主催、運営するときの内容やコツ」、第5章「野鳥の生活史から法律」。

 

 「香川の野鳥 ウオッチングガイド」

  日本野鳥の会香川県支部編 四国新聞社発行 新書判295頁 1996年

 香川県支部は1984年設立。図鑑編 水辺の鳥(96種)、山野の鳥(116種)、香川県での珍鳥(29種)。ガイド編 香川県の主な探鳥地マップ31ケ所、栗林公園、琴平山の野鳥、探鳥地ガイド(12ポイント)。
 資料編 渡り鳥の渡来の季節的変化 フィールドマナー、道具と服装のポイント、野鳥110番、野鳥を庭に、用語解説など完璧な内容。
(この本は2010年香川での中四国ブロック会での配布、次のブロック会は2019年5月小豆島寒霞渓で、ロープウエイ下の渓谷美の山道は、非常に歩き易く、下りではマミジロに出会いました。)