三上 修著 岩波書店発行 B6判 115頁 2021年
会員リクエストにより購入。「電柱鳥類学」とは著者の造語ですが、それほど鳥と電柱・電線との関係は奥深いのだそうです。
「電柱鳥類学」とは著者の造語ですが、それほど鳥と電柱・電線との関係は奥深いのだそうです。
この本はまず基礎知識としての電柱・電線の説明から始まります。「腕金(うでがね)」ってわかりますか?柱の上の方にある地面と水平な横棒で、鳥にとっても電柱にとってもとても重要なパーツです。
続いて「電線によく止まる鳥ベスト10」、「鳥はなぜ電線の上で感電しないのか」、「巣作りに使われる電柱」、「電力会社の鳥との闘い(実は、苦労と工夫も)」など、様々な観点から電柱と鳥類の関係が描かれています。「いずれ無電柱化するんでしょ?」と言わず、この本を手に、たまには上を向いて電柱のある景色を楽しんではいかがでしょう。
比婆科学教育振興会編集・発行 B5版 42頁 2022年
野鳥関係分 短報 コホオアカを観察 漆谷光名; ブロンズトキを観察 漆谷光名
日本野鳥の会山口県支部編集・発行 A4判 128頁 2022年
令和3年度の活動報告です。支部会員による短報も充実しています。掲載の写真も県内で観察された珍鳥だけでなく、「野鳥の楽しみ方いろいろ」と題して猛禽類の羽図鑑あり、またサギ類・ウ類の婚姻色図鑑もあって見応えもあります。
西谷正子著・発行 B5判 90頁 2022年
日比野政彦さんからの寄贈。中国新聞デジタル版にある「フォトリポーター発」のコーナーに15年にわたって美しい写真と文章を投稿されている西谷さん。その集大成として心に残った作品を1冊にまとめられました。
廿日市市の風景が多いのですが、会員の多くに馴染み深い御手洗川河口の水鳥たちや風景も心に残る文章と共に掲載されています。河口の「歳時記」とも言える1冊です。